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高齢出産と社会事情

厚生労働省統計情報部によれば2005年に40歳以上で出産した女性は2万348人で、1958年以降47年ぶりに2万人を超えたことを発表しました。
同統計によれば、35歳以上の出産は全体の16%に上り、うち第一子出産が3人に1人という状況とのことです。

高齢出産とは、35歳以上での初産のことをいっていますので、このような高齢出産の増加は年齢が高い妊婦が安全に出産することが可能になったのを反映しているものとも考えられます。
確かに医学の進歩によって高齢になってからの妊娠も増加はしています。

高齢出産がふえてきている理由には、女性の高学歴化や晩婚化などがその要因といわれています。
確かに女性の高学歴化にともない社会進出は当たり前となり結婚も大事ですがそれよりも仕事、また十分な経済基盤を出産前に築くためという家庭も多いかもしれません。

誰しも結婚して子供もほしいものです。
ただ、現実をみてみると経済的にやっていけない。

出産後、職場復帰できるかどうかの保障もないとなれば、復帰できないなら、お金を貯めるのは今しかないという状況から「子供、産めないよね」という声も、実際職場でよくききます。

そういったためらい・不安から、結局「産むか産まないか」を逡巡し、高齢出産を招いているケースもあるのかも知れません。

妊娠と出産は精神的にも肉体的にも大変な仕事です。
年齢が高くなると難産などの誘発の要因が増えることもあります。

父親・母親が高齢になるにつれて妊娠を可能とする条件を満たす能力は低下していきます。
高齢出産に向かわれる方は、ある意味リスクをおしての出産をされるわけですから、せめて産んだ後、何の心配もない社会環境を用意してあげたいものですね。