高齢出産といえば、最近では、皇室の秋篠宮妃紀子様が39歳で出産されたことで注目を集めましたね。
紀子様の場合は、初産ではなく3人目の出産ということでありました。
高齢出産という言葉は耳にしますが、それでは具体的には、何歳からの出産を示しているのでしょうか。
この件につきましては日本産科婦人科学会では35歳以上の初産婦を「高年初産婦」と定義しているようです。
日本産科婦人科学会の定義のもとでは35歳以上の初産になります。
一般的には年を重ねるごとに体力や体の機能は低下し、妊娠や出産の場合でも高年齢になると、合併症などの発生が多くなるため、初産かそうでないかにかかわらず高齢をリスクの一つの要因としています。
高齢出産は、なぜ妊娠や出産でリスクを負うかというと、卵子は、母親の胎内にいた胎児の頃にすでにつくられています。
女性の卵巣からは一生の間におよそ300~450個だけが、妊娠の可能性がある卵子として、毎月1個ずつ排卵されますが、妊娠年齢が高ければ、その卵子は年をとっているものと考えられ、そのため妊娠しづらくなったりするケースが増すものと考えられます。
妊娠・出産の最適齢期は20歳代といわれていまして、卵子が妊娠する能力は、33歳のころから低下をはじめていくといわれています。
しかし、現代の女性は、体格や平均寿命などからみても、過去の女性とは違い30代を過ぎても、体力などが特別衰えるということはなく、妊娠中から十分に注意していれば若い女性とあまり変わりなく、元気な赤ちゃんを出産することができます。
なお、「35歳」という年齢に何か特別な意味があるのかと誤解されがちになりますがけっしてそのようなことはありません。
高齢出産のリスクは、親となる男女の加齢に応じて、30歳を超えた頃から徐々に高まっていくもので、35歳を境に「急に」なにかが変わるというわけではありません。
高齢になれば、妊娠の可能性も低くなり、そして妊娠・出産に異常を起こしやすくなるという可能性は否定できません。
しかし、もちろん何の問題もなく妊娠・出産するケースも少なくありません。
最近の高齢出産の増加は年齢が高い妊婦が安全に出産する事が可能になった事を反映するものでもあるようです。
高齢妊娠・高齢出産をとにかく不安がったり否定するのではなく無事出産する心構えが必要ということだと思います。